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男子2名の技術トレーニングがほぼ完了しました。
現在までの所、男子2名のトレーニング進行具合が非常に良好で、ほぼ実戦投入可能な状態に仕上がってきました。
今後、より高速な工業ミシンでの作業トレーニングを経て、本生産に乗り出せます。
女子2人に関しては、少々遅れはとっているものの、技術レベルは実戦投入可能な状態まで上がっています。
唯、やはりカバン用の固く重い素材を多用する縫製作業が多いので作業スピードが男子と比べて格段に落ちてしまう点は否めません。
現在、2人のうち成績の悪い方をストラップ部のパッド製作専任とする為のトレーニングを行い、もう一人は、男子の後を追う形で製造トレーニングを継続しています。

EMSにて営業用試作品に使うナイロンテープ類が到着致しました。
ネパールは国内の郵便システムがそこまで発達していないこともあり、郵便局のマネージメントは劣悪な状態です。
保管状況も以下の写真の通り。
EMSであっても、ネパール国内に入って1週間近く連絡無しに放置されることはザラです。

その為、観光産業に身を置き、海外とのやり取りを日常的に行ってきたチェトが荷物の受け取りから通関、輸入税の管理まで一貫して行うように専任化しています。
エアカーゴによる荷物受取等は彼も未経験ですが、これらをスムーズに行うには、税関の係官や役人、輸出入ライセンスを持つ取次業者との繋がりが重要になってきますので、その辺りの人脈作りも行っていきます。
また、現在はチェトの経営する登山エージェンシーが持っている私書箱を間借りしていますが、今後は我々の私書箱を開設する予定です。

*澤田様 ご対応ありがとうございました!

機材導入
工業用ミシン2台を追加導入しました。

JUKI DLL-888Nという、かなり古い日本製のミシンです。
本来なら様子を見ながら今1台、4月以降にもう1台というスケジュール感覚で導入して行きたかったのですが、たまたまインド国境近くにあるムスリムコミュニティーに服飾を供給していたガーメントが、国境閉鎖の影響でインド側に移転することに伴い放出した機材が現在我々の使っている工業ミシンと同じJUKI製の機種で、縫い目を均一にしたりといった品質管理面とメンテナンスの効率性、価格交渉での優位性を考慮し、マスターとバーデン氏の動作チェックを経て、良好な2台を購入することに決めました。
価格はミシンヘッド、デスク+オイルパン、オイル、糸巻き等、基本動作が出来る状態で合計40000Rsです。


通常の業務終了後、マスターのビムとサブマスター・クベットが中心となってセットアップし、職人補の男子2人も手伝いながら工業ミシン特有の取り扱い/調整法を学びました。


これで機材構成が工業用ミシン×3、足踏みミシン(モーター付き)×5、ジグザグ縫いミシン×1となりました。
今後の体制として、マスターとサブマスターは工業ミシン専任、男子2人が工業ミシンと足踏みミシンでローテーション、女子2名は足踏みミシン専業として工業ミシン3台と足踏みミシン3台が厚物縫製用として常時稼働、足踏みミシン1台は薄物縫い用にセッティング変更し、ストラップのカバー部など厚物縫いミシンでは失敗率の高かった作業用として
ジグザク縫いミシンと共に共用とします。

職人補・ソバの家を視察。
農村部から通う女子職人補、ソバの実家を撮影がてら訪問しました。

写真背景のレンガ小屋が彼女達一家4人の冬の家。
小作人として働く彼女の家族は農業が出来ない冬の間、乾季にのみ稼働するレンガ工場近くに小屋を掛けて仕事をしています。
田園の泥を練り、型に入れて日乾しにする作業を繰り返します。
一家4人で早朝2時から日が暮れるまで約2000を作り、月の収入は10000~20000Rsほど。

天候に左右され、収穫が終わるまで収入にならない農業よりも安定感はあると言いますが、見習いのソバ1人が我々の工房で1か月9500Rsほどの収入を得ることを考えると、かなりの低賃金だと言わざる終えません。
また、最終工程でレンガを焼く窯から出る排煙は凄まじく、とても衛生的な生活環境とは言えません。

今回は、他の用事も含めた短時間の訪問だったのであまり込み入った撮影は出来ませんでしたが、今後また時間を見つけてこのような撮影を行い、バッグのプロモーションに使えるような写真も同時に撮り溜められれば、と考えています。


ようやく発電機を導入出来ました!

カトマンズの電力事情は、国境閉鎖の影響で過去に無いくらい悪化の一途をたどっており、更に質が悪いことに、政府はその状況を公表しないので、一日13時間以上の計画停電だけではなく、オーバーロードで無作為に電気が来ない状況がつつき、非常に悩ましい日々が続いていました。
そこで、前にお伝えした通り急遽ジェネレーターを導入したのですが、こちらもスターターバッテリーがインドから入手できなかったり、ディーラー側の不手際があったりと導入が遅れていましたが、強くプッシュし続け、ようやく導入できました。
インド生産のホンダ製ケロシン発電機です。
通常ルートで燃料が入手出来ない現在、ブラックマーケットで購入した飛行機のジェット燃料で動かしています。
(ジェット燃料は発火点が特別に調整された灯油ですので問題ありません。)

工房の配電盤にも手を加え、必要な部屋と機材だけに電気を送りつつ、火災に考慮してブレーカーは機能するようにしてあります。

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