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製品版に向けた調整と改良について

現在、メイン開口部の閉じ方、ストラップの出し方、ポケットの設置法と取り付け位置等、試作とテストを繰り返しており、現在試作版としてるシェイプのバッグに関してはかなり改良が進んでいます。
デザインがシンプルを極めているだけに、特にポケットの方式や取り付け位置などは数mmのずれが即歪みにつながったり非常に困難を伴いますが、いくつか実用に足る方法を見出しました。
また、今後の新しい製品製造も見越し、技術の蓄積と言う意味でも積極的に色々と試していきます。
来週、テープ類が到着し次第、先行してお送りする営業用のα版を製作します。

トレーニングも順調です!

相変わらず女子陣よりも男性の方が習得スピードが速いですが、女子たちも進歩していない訳ではなく、和気あいあいとがんばっています。
男子に関しては、ほぼ即戦力といえる状態に仕上がって来たと思います。

唯、やはりネパールのお土地柄、マネージメント陣も本人達、そしてほかのネパール人協力者も、覚えの善し悪し、成功や失敗等、本人の能力や努力といったところよりも性別や血筋(謂わばカースト)のせいにしがちなのが気になる所です。
もちろん、カーストによって育って来た環境や文化背景が大きく違いますから、日本人には計り知れないカースト毎の傾向は存在すると思うのですが、いちいちそのせいにされても埒が明かないので、先週のミーティングで、マネージメント陣に対してはこのプロジェクトに関しては今後一切その論法で職人補の技術を判断する事を禁止し、彼ら、彼女らが出来る事と出来ない事を明確にするよう、そして出来ない事を責めるのではなく、出来る事を見出してそこに特化させるよう強く求めました。
また、職人補達についても、自分の出を失敗の理由にするなら、それは努力をおこたったことと同じだからクビにする、と今一度伝えました。

私としては、カースト制度はこの国で脈々と伝わって来た謂わば文化ですから、この人たちの思考の根幹を今すぐに変えることは難しいと考えていますが、我々外国からの商文化で成り立つこのプロジェクトだからこそ、こちら側がそれぞれの出自を一切意識しない姿勢を一貫して見せ続け、努力と結果をしっかりと評価するシステムを構築することで、ゆっくりと時間をかければ解消できると楽観的に考えています。
数十年前のネパールなら、これだけ多様な民族カーストの人間が集まって一つの仕事を一緒にすることですらあり得なかった訳ですから。

製品生産個数のカウント
マスターと各種調整をし、計算したところ、現在までのトレーニングの結果、一日あたりの最大生産個数が
・マスター1 × 2
・男子2 × 1
・女子2 × 0.5
の5個程度という計算になりました。今後、1年で、男子は恐らく一日1.5程度に上がる予定です。
ただしこれはマスターが生産に専念した場合の計算ですので、未経験人員のみを増やした場合はその指導により数字が落ちる事が考えられます。
また、生産数を安定させるには前にお話しした工業ミシンの導入と電源設備の整備も必要になるかと思います。

カトマンズで入手出来る素材の再確認と在庫確保に向けた調整
製品版の本製造スタートを見越し、こちらで入手する素材の確保にむけて各業者との確認と交渉と進めています。
ネパールの布問屋はインド商人、ガソリン不足を盾に値上げを要求されたりとなかなか手強いですが、がんばります!

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