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カトマンズは雨季もたけなわ。
ここの所、外出が多いため、突如とんでもない量の雨粒を撒き散らしてゆくスコールにやられ、服も靴も濡れきってしまい乾かす暇もありません。

諸問題で工房の移転の必要が生じ、ようやく条件に合う場所を見つけましたので、先月末から少しずつ工房機能を移転し、暫定的に稼働開始出来る状態になりました。

新工房 外観と環境

新工房は、写真中央、駐車された車の後ろにある、赤いシャッターが3つ並ぶ建物です。
小商いスペース3(シャッター部) + 小家族用住居スペース2 (シャッター部の奥と2F)の前提で建てられた物件で、それなりに広い建物です。

場所は、カトマンズ市内、Bishal Nagarというエリア。
https://goo.gl/maps/RsrrjBN9HZS2

フィンランド大使館から徒歩数分、ネパール国営銀行やロシア大使館のあるエリアの一角です。
以前は大使館街のど真ん中、日本で言うと広尾や麻布のような便利な立地に工房を構えていましたが、そこよりは繁華街から離れます。
唯、ネパールの繁華街は主に外国人向けの安宿やレストランが並ぶ地域で、先ず一般的な収入のローカルが通える場所ではありませんし、私達の職人の多くは僻地出身なので都会の喧騒を嫌うむきも多く、業務環境はむしろ向上しました。

また絵に書いたような盆地地形のカトマンズにあって、とても貴重な高台の上にある建物です。
今まで悩まされてきた、湿気と風通しの悪さからくるカビ問題からはようやく開放されそうです。

内部の様子と工事

しばらく使われていなかったのもあり、内装外装ともにお世辞にも綺麗とは言える状態ではありませんでした。
そのため、外装の漆喰塗り直し、水回りの補修と水タンクの増強、窓周り、セキュリティー周りの強化を貸主と共同で進めています。

私達が行った作業は、室内の全塗装、電力と環境問題の関係で流通禁止となった蛍光灯類をLED照明に変更、作業スペースにカーペットを敷く、といったもの。
また、以前と同じように引き込み電圧を上げ、停電時にジェネレーターで電源供給するための配電も行えるようにします。職人達の親戚や同郷の職人を呼び、ペンキや資材は自分たちで調達しました。

一番の問題はシャッター3枚分ならぶ小商いスペース。
中でそれぞれシャッター2枚分の2間居抜き部屋と、シャッター1枚分の部屋との2間にわかれています。

我々は対面商売の必要が無いので、このスペースを業務に有効活用したいのですが、通りに面しているため、隙間だらけのシャッターではホコリだらけになってしまいます。
幸い、3面あるシャッターのうち、大部屋の1枚分と小部屋1枚の計2枚は前居住者が置いていった木枠とガラスで作った簡易的なパーテーションが嵌っていましたので、小部屋のパーテーションを大部屋に移し、ベニヤ板を天井まで足して縫製室として利用する計画。
小部屋は暫定的にガレージ 兼 機材搬入口としてそのまま使用し、拡張の必要があればパーテーションで塞ぎ、部屋として使用できるようにします。

次回へ続きます。

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