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前回に続きまして、内観と外観、屋上スペースの報告です。

新工房 内観

ペンキ塗りや電気工事をスタッフの親戚筋やその紹介者の職人で固めたため、ネパールにしては望外なほどテキパキとスムーズに進み、現在通常の稼働体制に戻りました。

こちらが1F主縫製室。

部屋の広さは以前とさほど変わらないものの、余計な柱が無いので見通しが良くなりました。
最大8台の工業ミシンが設置出来る計算で照明をレイアウトしています。
こちらの部屋は、メインの作業で使用する厚物縫いにセッティングした機材が設置されています。
各部屋共に、壁色は白で統一しています。
少々味気ない感じもしますが、ペンキ代の節約と、少しでも照明を効率的に使うために取り敢えず全面徹底的に白となっています。
床はホコリと油漏れ対策の為、全ての作業スペースにグレーのパイルカーペットを敷いています。
また、前述の通り、現在世界的に蛍光灯からLED照明への転換が始まっており、新工房ではほとんど全ての照明がLEDとなりました。
撮影的には、光の直進性が強く、色温度の個体差が激しい安価なLED照明は、得てして顔色悪い色味になってしまうので避けたかったのですが、残念ながらカトマンズでは新規に蛍光灯の流通が無くなっており、どこを探してもLEDか高価なハロゲンシーリングライトしか選択肢がないため、雰囲気ある照明の設置は叶いませんでした。
当面、工房撮影は撮影方法で工夫したいと思います。

こちらが、副縫製室。

元々小商いスペースだった2間の大部屋を、前居住者の残置していったパーテーションを活用して部屋にしています。
廃材活用ということで少々安普請な感は否めませんが、シャッターと二重にすれば、とりあえずのホコリ対策は出来そうです。
こちらには、一部の内部パーツや、今後リリースしたいアクセサリー用に、薄物縫いにセッティングした足踏み工業用ミシンを設置しています。
また、停電時に発電機の電圧が足りない場合は、職人補の半分がこちらで足踏みによる作業を行います。
これまでは、部屋の広さの関係で薄物縫いと停電時にミシン本体と台座を入れ替えて稼働させていましたが、その個体差から調整に大きな時間がかかっていたので、この小商いスペースを縫製用に活用出来たのはロス軽減に役立つと思います。

2Fの大部屋は、カッティングルームと検品室、補修/試作室として使用。
広さは、1Fの縫製室とほぼ同じで、今までの1.5倍程度の広さとなりました。

今までカッティングテーブルで検品し、それをどんどんラックに押し込むという力技で対応してきましたが、お世辞にも良い環境とは言えませんでした。
しかしこれで縫製から検品まで、全ての作業に独立性を持って明るい照明の下で進められる状態になりました。

また、これまでカッティングテーブルの下部分にベニア板を敷き、資材や半完成品の収納を行ってきましたが、今後、製品検品と管理を徹底するために敢えて撤去し、ストレージスペースで一括管理することにしました。
また、余ったベニア板は丁度よい大きさなので、女子寮の二段ベッド天板として活用します。

2Fストレージルームです。

この建物で一番日当たりよく、また風の抜ける部屋ですが、湿気から来るカビ対策のため、敢えてこの部屋を倉庫としました。
今までの約2倍ほどの広さとなり、ようやく材料、製品在庫の全てを一括管理出来る体制を構築できます。
今後、遮光カーテンを作り、紫外線劣化のケアをしつつ、検品前と後の棚を分離して設置することで、効率的かつ確実な検品体制を整えます。

現在整備中の部屋は、オフィスと女子寮です。
こちらも、整備が完了次第ご報告いたします。

新工房 外観

大家側負担の工事も、ネパールにしては滞りなく進み、レンガ積みが剥き出しだった側面が漆喰張りになりました。
シリンダー型のウォーターフィルター設置、貯蓄タンクの追加、屋上の防水、傷んでいた2階トイレ便器の交換等も大家の好意により実施されました。
また、1階に女子寮を併設する予定であることを伝えると、玄関前の鉄ゲートが170cmほどだったものを約190cmほどまで嵩上げし、返付きのスパイクも設置して頂きました。

屋上スペース

屋上にある小間使い用のトタン葺き掘立て小屋は、当初物置にする予定でしたが、色々と考えた末、ベニア板で二重天井を作る改装を施し、マスターと妹のビモラを中心としたビム一家の居住スペースとすることにします。

モンスーンの雲立ち込めるカトマンズの夕景

周りに建物があるため展望が抜群とは言えませんが、場所を選べば屋上からカトマンズ盆地を望めます。
風も抜けるので、朝夕は気持ちがいい場所です。

以上、新工房のご報告でした。

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