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いよいよ生産準備を開始しました。

7月時点でほぼ細部を作りこんだYETIバッグですが、厳しい環境での撮影行でさらに改良点を洗い出した結果、オリジナリティーある外観はそのままに、さらに使いやすく進化しました。

今までは、ポケットサイズやストラップ処理、背負った外観崩れ等、機能を重視するために妥協していた点、逆にオリジナリティーを求めるために目をつぶっていた不満点もありましたが、そのあたりを徹底的に煮詰め直し、シンプルで使いやすく、オリジナリティーも十分にあり「ブランドの顔」として自信を持てるものに仕上がっています。

また、結果的に縫製トレーニング期間を長く取ることができたこと、また製作工程も含めて効率的なやり方を研究できたことで、以前と比べ品質も向上しています。

仏具師の作るハンドメイドDリング等の仕上がりも非常に良好なものになりました。

▼外ロゴ▼

新ロゴになり、織ネームは想定より色が薄い仕上がりで、太陽光の下ではロゴが見えづらく、ブランドネーム文字部分に至っては文字の判別も難しい状態でした。
また、織ネームが柔らかい上質なものであったことが逆に災いし、合わせる素材によっては練度の低い職人補が縫うとシワ寄りが発生することがあり、懸案事項となっていました。
しかし、現状それ以外の方法でバッグ外観にブランドロゴを載せるにはネパール国内での工程完結が必須です。刺繍、インド生産の織りネーム、ワッペン等、色々な方法を模索しましたが、どれも品質が安定しません。

そこで、ファーストロットには以下のようなパーツを採用しようと思います。

これは以前、真鍮製品工房を経営するサンジャヤ氏が自身の開発商品として海外のアパレルメーカー向けに提案するために試作し、提案前に外国人から見てどう思うか?と意見を求められていた品で、本来はベースボールキャップのツバに後付けするワンポイントタグとして考案されたものです。
これを1.5~2cm程度の正方形にし、さらに曲げ部分のくびれを最小限にしたものに我々のブランドロゴを刻印して、バッグの外側、目につく位置で、かつ体や持ち物に当たり難い場所の縫い目に挟み込みます。
こうすることで、ネパールを主張するカラーの1つである真鍮をロゴにも取り入れることができ、デザイン統合性を持たせることができそうです。

▼本生産に向けて、カット作業開始。▼

本生産バージョンのカット作業を開始しました。
こちらでは高品質な電動カッターやプロッターが入手できず、重ね切りをすると用尺に無駄が出るので、現状すべて1枚ずつ手切りです。
ただ、少しでも効率よくカットするために、こちらの職人が使い慣れた断ちハサミだけではなく、日本から持ち込んだマットカッターを改造したり、ロータリーカッターを練習したりとマスターを中心に各自工夫を凝らしています。

これからいよいよエムール・ネパール / T3ECファクトリーの実質稼動が始まります。
まだまだ一筋縄では行かない局面が多々出てくると思いますが、この1年で築いたこちらのスタッフの絆とともに一歩一歩クリアしてまいります。

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